高齢妊娠
「高齢自然妊娠」「高齢出産」という言葉は最近ではすっかり定着し、テレビなどのメディアでも話題に上らない日はないと言ってもよいほど当たり前のこととなってきました。

実際現代日本の初産婦の5人に1人は高齢出産と言われており、中には40代、50代で出産するというケースもちらほら聞かれます。

こうしてニュースになったり周りに実際高齢妊娠・出産を経験した女性がいると、高齢妊娠も「それほど難しくないことなのかな」と思ってしまいがちです。
ですが高齢妊娠に成功する人がいる一方で、その陰には何倍もの、不妊に悩む高齢妊娠希望者がいることも忘れてはなりません。

ではどうしたら高齢妊娠に成功し、無事出産できるのか、その方法をご紹介します。

いつから「高齢妊娠」と呼ばれる?

夫婦
「高齢妊娠」とは言うものの、具体的に何歳からそう呼ばれるのか、定義までは知らないという人が日本ではまだまだ多いです。
じつは「高齢妊娠」という言葉への定義は存在しなく、あくまで35歳以上での出産を「高齢出産」と呼ぶという決まりがあるだけなのです。

ですから基本的には高齢出産に至る妊娠を「高齢妊娠」と呼ぶのが適切でしょう。
厚生労働省の調査によると日本の初産平均年齢は30.4歳。高齢妊娠が最近ではごく普通のことになっている実感と、近い現実があります。

しかし高齢妊娠者の数が増えるとともに「不妊」の症状を訴える人の数も確実に増えており、高齢妊娠と不妊はいつでもセットになって語られます。

高齢自然妊娠が難しいとされる理由

人間の女性の生殖能力(=妊孕力)のピークは25~30歳までと言われており、それ以降は下降の一途をたどります。

意外に早くピークが来てしまうことに驚くかもしれませんが、30歳を境に自然妊娠の確率は徐々に低下し、「高齢妊娠」と呼ばれるようになる35歳でさらにがくんと下がります。

高齢自然妊娠が難しくなる理由として、おもに以下のようなものが挙げられます。

  • 卵子の質の低下
  • 代謝の低下
  • 婦人病、生活習慣病など不妊の原因となる疾患の増加

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さらに女性だけでなくパートナーとなる男性の年齢も高くなる傾向があるため、高齢による女性の妊孕力低下に加えて「男性不妊」の確率もやはり上がってきます。

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高齢自然妊娠に伴う胎児の先天性異常の増加

ダウン症
高齢自然妊娠においてもっとも心配されるのが、胎児の奇形、ダウン症などの先天性異常です。

赤ちゃんが先天性異常を持って生まれる割合は、母親が40歳以上になるとなんと100人に1人にまで増えます。

これは上述した卵子や精子の質の低下で染色体異常の確率が増加する、胎児の正常な発育に必要な要素が欠けているなどが起こりやすくなるからであり、避けて通ることの難しい問題でもあります。

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高齢自然妊娠が出産まで至る確率は

また高齢妊娠率以外のもう一つの大きな問題として、万が一自然妊娠することができても、その妊娠が無事に出産まで至る確率も低くなるということがあります。

年齢別の流産の確率ですが、30歳までが10%なのに対して35歳になると25%、40歳で40%、45歳では50%と、なんと半数近くは流産になってしまうというのです。

この数字を高いと見るか低いと見るかは人によって考え方が変わるところではありますが、少なくとも30歳までの流産率10%という数字と比べると明らかに、流産のリスクは高まることがわかります。

もちろん35歳や40歳の誕生日を迎えた途端急に妊娠率が下がり、流産率が上がるなどということはありません。

ですがこの辺りの年齢を境目にしてがくっと正常な妊娠から出産へと至ることができる確率が減る、ということは確かな事実なのです。

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高齢自然妊娠を成功させる方法

こういったリスクが必ず付きまとう高齢妊娠ですが、少しでも成功率を上げるためにできることはいくつもあります。

高齢自然妊娠となると、それ以外の妊娠と比べて心身共にいろいろなことが複雑化しがちなこともあり、むしろ高齢自然妊娠にふさわしい正しい妊活をしなければ、なかなか授かることが難しいケースが多いです。

以下に高齢妊娠を成功させる方法についてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

不妊の原因を突き止める

自然妊娠を試みても1年以上妊娠しないという場合、女性・男性どちらか、あるいは双方に不妊の原因があることを疑った方が良いかもしれません。

とくに高齢妊娠の場合問題が根深かったり、妊娠を妨げる婦人病や生活習慣病などの疾患を持っていることに気づいていないケースも多くあります。

この場合、年齢の問題で自然妊娠しにくいという以上に治療に時間がかかったり、身体的なダメージが大きかったりすることもありますから、不妊を疑ったらすぐに婦人科を受診するべきでしょう。

万が一原因が特定できた場合はそれに見合った治療を考えることができますし、子宮筋腫など、1回の手術で妊娠しやすい体になることができるケースもあります。

ですからより問題が複雑化する前に、早めにきちんとした受診、治療を行うことが重要でしょう。

体外受精など自然妊娠以外の選択肢を視野に入れる


体外受精や人工授精など医療の手を借りることもかなり一般的になってきたとはいえ、やはり自然妊娠にこだわるカップルはまだまだ多いようです。

ですが高齢妊娠の場合、自然妊娠にこだわりすぎると時間ばかりが過ぎ、ますます妊娠しにくくなるという悪循環に陥る恐れもあります。

ですから妊娠の方法にこだわるよりもいかに早く妊娠・出産して、高齢妊娠・出産におけるさまざまなリスクを回避するかに集中した方が得策です。

ちなみに体外受精の成功率は、やはり30代後半から低下、40歳で20%、その後は年々低下し44歳で成功率10%以下となります。45歳を超えると0~5%の確率となり、体外受精に関してもやはり時間との勝負となってしまうことがわかります。

もちろん体外受精には莫大な費用がかかるため、誰でもトライできる、というわけではないでしょう。

ですがやるなら成功率がなるべく高いうちにやっておくことをおすすめします。

ライフスタイルを見つめ直す


高齢自然妊娠になるには人によってもさまざまな理由がありますが、やはり仕事でのキャリアを築く上でストレスの多い生活であったり、あまり健康的とは言えないライフスタイルが当たり前になってしまっている人も多いようです。
仕事が第一の生活をしてきた場合はとくに、なかなか妊活中心、不妊治療中心のライフスタイルに大きく舵を取りなおすのに苦労することでしょう。
会社での責任が上がるほどリラックスできる時間が減ったり、上司や同僚からの理解が得づらかったりと、高齢妊娠を目指す人にはとても厳しい状況があります。

ときには仕事と妊活とを天秤にかけなくてはならない事態に陥ることもありますが、そんなときはご自身のさらに先の未来に目を向けてみましょう。

高齢自然妊娠に成功すれば、次は出産、子育てと、いやが応にも生活は変わります。
妊娠中には無理はできませんから周りの助けも理解も必要でしょうし、ひょっとしたら転職する必要もあるかもしれません。

そこまで考えたときにはじめて、高齢自然妊娠を望んでいる「いま」変えなくてはいけないライフスタイルがあることに気付くこともあります。
妊活か仕事か、というのは厳しい選択ではありますが、そこをいかに自分と子供のために行動できるかによって、結果も変わってくるのではないでしょうか。

サプリメントなどできちんと栄養素を補う

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これはライフスタイルとも関連することですが、毎日口にするものの影響というのは、私たちが思っている以上に大きいものです。

お酒やたばこを控えるのもそうですが、きちんと栄養バランスの取れた食事を規則正しく摂ること、妊活には必須の葉酸などを毎日摂ることは、高齢自然妊娠に必要な身体的条件を整えるのにもっとも大事とも言えることです。

毎日の食事を見直すことで、足りていない栄養素を補うこと、妊活サプリを意識して摂るなど、子宮の状態を良くして赤ちゃんが来やすい環境を整えてあげましょう。

高齢になるほど、生殖機能へ割ける栄養素もパワーも減ってきます。

ですからサプリを有効活用して栄養に充ちた体づくりをすることで、健康な高齢妊娠に成功できるだけの状態にすることが重要です。

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