野菜ジュースと葉酸

葉酸サプリ以外に野菜ジュースで摂取するのはあり?

葉酸はホウレンソウなどの緑色野菜に多く含まれている栄養成分ですが、熱により分解しやすい性質のため、加熱調理することで葉酸が分解されてしまい、わずかな量しか葉酸を吸収することができません。

健常な成人の場合、一般的な食事のみで十分な葉酸を吸収することはできますが、妊婦などでは普通の成人の倍の400μg/日の葉酸を吸収しなくてはいけないため、通常の食事のみでは十分な葉酸を摂取することは難しくなってしまいます。

不足する栄養成分を補給する方法として、葉酸サプリがあります。

しかし、近年では健康保険飲料として登録される野菜ジュースに各種ビタミンやミネラル、葉酸などが含まれたものが市販されていますが、実際野菜ジュースに含まれる葉酸の量を調べてみました。

野菜ジュースに含まれる葉酸サプリの量はどのくらい?

現在、数多くの野菜ジュースがスーパーやコンビニで販売されていますが、大抵は原材料ごとに補給できる栄養成分が分けられた野菜ジュースとなっています。

トマトジュース(主に濃縮トマト還元)、野菜ジュース(主な主成分がにんじん・ピーマン・ほうれん草、かぼちゃなど)、レモン果汁を主成分とする野菜ジュースの場合、補給できる栄養成分はナトリウム、 カルシウム、カリウム、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK、葉酸、ショ糖、リコピンとなっており、1本の野菜ジュースでこれだけ多くの栄養成分を補給することができます。

例えば、伊藤園の1日分の野菜の葉酸の成分量を見てみましょう。
1日分の野菜栄養成分

1日分の野菜ジュースの栄養成分を見てもらうと葉酸は9〜75μgしか入っておらず妊娠中・妊活中に必要な葉酸400μgに到底及びません。

葉酸400μgを摂取するためには野菜ジュース4本以上(180ml)を飲まなくてはならないことになります。

葉酸の補給は野菜ジュースだけで不十分

健常な成人であれば、野菜ジュースだけで葉酸の補給は十分と言えますが、妊婦が必要とする400μg/日の葉酸を補給するには十分な量と言えません。

野菜ジュースは、特定成分のみを配合することは可能ですが、商品として販売する場合、どれだけ商品が売れるか問題となるため、多くの成分が含まれた商品を販売することになります。
多くの成分を含む野菜ジュースでは、多くの原材料を含むことになり、栄養成分が均等になってしまうため、葉酸のみを多く含むことは困難となります。
また、野菜ジュース自体が苦手な方には飲みにくというデメリットもあります。
特につわり時などは匂いなどで飲むことすらできません
なのでサプリでしっかり葉酸を摂取する方がこれからストレスを少なくするためにもおすすめなのです。

葉酸サプリを野菜ジュースと一緒に飲むと効果的か?

妊婦に必要な葉酸を補給するには、葉酸サプリは欠かせないものとなります。

葉酸をもっと効率的に補給する方法を考える人もあるかと思います。
葉酸を定められた量以上に補給する人もあるかと思いますが、葉酸の過剰摂取となり呼吸障害や腎機能障害に陥る危険性がありますので、用法は必ず守る必要があります。
では、葉酸サプリを野菜ジュースと一緒に飲むことで、効果的に葉酸を補給できると考える人もあるかと思います。
葉酸を野菜ジュースと一緒に飲み弊害はありませんが、妊婦の場合、栄養成分の過剰摂取となり妊娠糖尿病を発症する危険性があり、葉酸を野菜ジュースと一緒に飲むことは勧められません。


管理栄養士が教える葉酸サプリの賢い選び方