森のバターとも呼ばれるアボカドは、果物の中でも栄養価にすぐれていて滋養強壮にもよい食べ物。美容にもすぐれた効能があり、妊娠中にも積極的に食べたいもの。

そのままやサラダにしたりと料理にも使いやすく、味も濃厚でおやつにも最適です。すぐれた栄養価がありますが、妊娠中には少し気を付けたい果物でもあるのです。

葉酸も豊富なので毎日食べても影響はないのか、どんな効能があるのか気になります。今回はアボカドの栄養や食べ方、妊婦にどのように働くかをまとめました。

妊娠中に食べたいアボカド

クリーミーなアボカドは、その濃厚な味とは反してヘルシーな果物です。国産のものは少なく、メキシコやニュージーランド産のものがスーパーではメインになっています。果肉の2割が脂肪なのでカロリーは高いのですが、不和脂肪酸なので血液をサラサラにしたりコレステロールを減少させたりと健康効果も非常に期待できます。まるごと食べると約200カロリー以上ですから、カットして必要な分だけ食べるようにすると良いでしょう。

アボカドには葉酸が豊富

アボカドが妊婦に良いと言われるのは、果物の中でも葉酸の含有量が高く、1個で必要とされる400ugの1/4程度が摂取できます。

ただアボカドだけで必要な葉酸をまかなう事はできませんし、1個のカロリーが約230カロリーですから食べすぎるとオーバーしてしまいます。またアボカドを毎日食べるのも、飽きてしまいますので適度に食事に取り入れていきましょう。

アボカドは脂肪になりにくい不和脂肪酸が豊富!血液をサラサラにする効果が

こっくりした味わいのアボカドは脂肪を多く含むので、ペーストにしても調味料として楽しめます。アボカドの脂質に含まれているのがβシステロールで、血液をサラサラにする効果があります。赤ちゃんにはママの血液から栄養が届けられますから、このような効能があるのは嬉しいもの。

アボカドは妊娠線を予防する美容成分も豊富

妊娠すると肌荒れをおこしやすくなるのは、赤ちゃんにビタミンやミネラルをおくるためにママの体に不足してしまうから。それだけでなくお腹が大きくなると肉割れが始まり、妊娠線ができます。

ひどい人になると、ピリピリした痛みが出たりかゆみがおきるなど肌トラブルが体全体にあらわれます。ビタミン類が不足すると、肌が乾燥してしまいますのでビタミンが豊富なアボカドは肌を正常に保つためにも摂取したいもの。

抗酸化力のあるビタミンE、新陳代謝を活性化させるビタミンB6、コエンザイムQ10も含まれていますので冷え性にもよい効果があります。

他にもたくさんの栄養が体を元気にします

鉄分も含まれていますし、カリウムや食物繊維など妊婦には大切な栄養が豊富です。野菜だけでなく、果物も上手に使ってバランスのよい栄養を摂取しましょう。

妊娠中のアボカドの食べすぎには注意しましょう

不和脂肪酸だから体に良いのではないかと、毎日アボカドを食べるのはよくありません。アボカド1個で、白米一膳分のカロリーがありますので、毎日食べていれば妊娠糖尿病や肥満にも繋がります。

産婦人科の女医
アボカドは高価な果物ですから、毎日丸々1個を食べる事はあまりないようですが、カロリーが高いために妊娠糖尿病の方には摂取を控えてもらうように指導しています。サラダに少し使う分には構いませんが、栄養があるからと毎日食べないようにしましょう。

美味しいアボカドはどう見分ける?

熟したアボカドはなめらかで口当たりもよく、少量でも満足感があります。つわりで食欲がない時には、ペーストにしてクラッカーに塗ったりしても美味しく食べられます。熟したアボカドは、全体的に深い緑になっているもの。ヘタもシャキッとしてへこみがないものを選びましょう。

丸ごと食べない時にはしっかり保存1個を丸ごと食べるよりも、1/4程度が適量です。半分にカットしたら、1/2は皮を向いて一口サイズにしタッパに入れて保存します。残りは種がついたまま、ラップに包みジッパー付の保存袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

熟してないアボカドを買ってしまった時はこんなアボガド料理がおすすめ

アボカドは熟していないと生で食べても美味しくありません。包丁を入れてしまった場合、熱を与えて熟す方法もありますが料理として加熱すると美味しく食べられます。

ココナッツオイルで焼きアボカド

フライパンにココナッツオイルを溶かしてスライスしたアボカドを両面焼き色がつくまで火を通します。ココナッツオイルの甘味でアボカドの旨味も高くなります。

天ぷらにしても美味しい

油で揚げることで、熟していないアボカドがトロトロになります。ビールのおつまみにもなるので、ご主人と一緒に食べてみましょう。

グラタン風でお腹も満足

ホワイトソースは豆乳を使うとヘルシーになりますし、オニオンスライスをアボカドの上に乗せると血液サラサラ効果もアップします。

生で美味しく食べたい場合のアボカドレシピ

アボカドは刺身のようにワサビ醤油で食べる事が多いでしょう。妊娠中は塩分を控えたいので、このような食べ方よりもさっぱりとしてアボカド本来の旨味を引き出すレシピがおすすめです。

アボカドディップ

ディップにするとパンやクラッカーにつけて食べる事ができます。潰してはちみつを混ぜると、パンケーキに乗せたりもできるのでアレンジしてみてはいかがでしょう。

オリーブオイルであっさりと

アボカドにオリーブオイルとレモンの搾り汁を混ぜたものをかけるとコクが出ます。

トマトを使うとポリフェノールもたっぷり

アボカドとトマトは相性が良いので、チーズなどを混ぜたサラダにしても良いでしょう。まるごと使えるので、残さず食べることができます。エビや豆腐を使うとボリュームもありますので、食べごたえも十分にあります。

アボカドミルク

ミキサーに牛乳か豆乳とハチミツを入れるだけの簡単レシピ。きな粉をまぜると、また違った味わいが楽しめます。

産婦人科の女医
アボカドにはビタミン・ミネラル・鉄分にカルシウムなど、人間に必要な栄養が非常に豊富です。葉酸だけでなく、アルギニンや亜鉛・イソフラボンも含まれていますので精子や卵子の質を高めて妊娠しやすい体つくりをサポートします。

アボカドだけでは、必要な葉酸を摂取することはできません

妊娠中に葉酸を含む食べ物は、バランスよく摂取することが重要です。アボカドは確かにすぐれた栄養があり、エネルギーを作り出しますが、妊娠中に食事以外で400ugの葉酸が必要です。どれだけ葉酸の多い食品を食べても、十分なとはいえません。

あくまで食事でも葉酸を含んだ食材を使って、栄養をしっかり取る事が大切ですから、葉酸を含んでいるからとアボカドばかりを食べないようにしましょう。

妊娠中でも飲める葉酸サプリから選ぶ

葉酸は食事とサプリの両方でしっかり補給しましょう

栄養不足は、母体に即座に影響を及ぼします。タンパク質不足は、エネルギーが作られず赤ちゃんの成長が遅くなりますし、葉酸が不足すると赤ちゃんの神経管閉鎖障害やダウン症のリスクを高くします。

妊活中は、卵子の質の向上や子宮環境を整え、妊娠中には赤ちゃんと自分の体を健康にするための2人分の栄養が必要です。

食事はいつもより気をつかわなくてはいけませんし、葉酸だけでなく色んな栄養をバランスよく摂取する必要があります。

そんな時には、食事では不足してしまう栄養をサポートできる葉酸サプリを利用しましょう。アボカドをどんなにたくさん食べても、1日に必要な栄養がすべて必要な量を摂取できません。

食欲がなかったり、気分がすぐれずに食事が食べられない時にも必要な栄養が摂取できる葉酸サプリがあると便利。どんな葉酸がいいのかわからない人は、当サイトでおすすめ葉酸をまとめていますので参考にしてください。

産婦人科の女医
葉酸は野菜だけでなく果物にも含まれていますので、間食には葉酸の豊富な果物を選びましょう。サプリは食事以外に必要な葉酸を含んでいるものですから、食事だけで摂取しようと考えすぎないこと。妊活から妊娠中まで葉酸は必要なものですから適したものを探しましょう
管理栄養士が教える葉酸サプリの賢い選び方